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ガンザンダン Aside 2 +謝罪

[370]  MR,T,S  2008-12-11投稿
謝罪

今作品ガンザンダンはSFという予定で書かせてもらいましたが、「ファンタジーじゃない?」と直接言われたため、以後ファンタジーに載せさせていただきます。多大なご迷惑をおかけすることを深く謝罪申し上げます。なお、以後より本編を開始します。



諒吾の部屋


「嬢ちゃんどいてくれないか?」

とくに苛立っている様子をみせない言葉だが、彼女にとっては不意にかけられた言葉であった。

「ひゃあっ」

高い声を上げながら勢い良く立ち上がるが、足が縺れて今度は机に座り込んだ。

(ああ面倒だ)

会話すら交わしていないが、すでにそう考える。

「どうして私の下に?っていうかここ何処?」

今驚いたところだが、すぐに疑問を口に出す。

(忙しい奴だ)

「早く答えなさいよ」

彼女はそういうと諒吾の胸倉を掴み、ぶんぶんとシェイクする。

「やめっ、や」

「早く」

とてもではないが言葉をはなつ言が出来ず、それどころか息苦しくもなってきた。

(ああ、ホント面倒)

だんだん目が虚ろになり始め、窓の外に自然と目が向く。

「ん?」

彼女は諒吾の目線が自分に向いていないことに気付き、同時に彼が見ているところへ自分も目線を移す。

そこに広がる風景はさらに彼女を混乱させた。

「ちょっと、なんで昔に来ちゃてるの?」

そこでようやく動きが止まり、話せる状況になった。

「とりあえず落ち着け、話してやるから」

「落ち着けるわけないでしょう」

彼女はその言葉を紡ぐと再びシェイクを開始し、暫くの間話しが進まなかった。

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