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カヤノコイXイブサンタ?

[428]  麻呂  2008-12-25投稿

それから、



さっき、あのコに話しかけられた場所に戻ったけれど、



すでにあのコはいなかった。



なんだ。



べつに心配なんてするんじゃなかった。


からかわれたんだ、わたし。



ナンパされるなんて久々だったから、舞い上がっていたのかもね。



ばかばかしい。



帰ろ。



そんなわたしの姿を、どこから見つけ出してくれたのか、



気がつくと、あのコが目の前に、微笑んで立っていた。



『お姉さん。やっぱり僕とデートしてくれる気になった?!』



にっこり微笑んだその顔には、まだあどけなさが残っていた。



『デート‥‥???』



『うん。』



笑顔がかわいい。



高校生の男のコに、かわいいってのは失礼かな。



わたしは少し考えながら、



『いいよ。デート‥‥しようか?!』



結局はOKしてしまった。

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