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続 いい加減にしてくれ!?

[604]  2008-12-30投稿
【片平診療所】

結花「結局あの人は..私に何も話してはくれなかった..
どうしてアイツらに追われているのか...
ただ..
ある組織の秘密を知ってしまって、殺し屋に追われていると...
ただそれだけ」


誠一《ある組織の秘密?..
P&Mの高野恵蔵にどんな秘密が...
しかし殺してまで口を封じなくてはならないこととは
...いったいなんだ》

誠一「まぁそいつが訳を言わなかったのは..
多分お前さんの身を案じてだろうな」



「ん?..」
誠一は診療所脇の空き地に停っている黒塗りの
ベンツが気になりだした
《いつから停ってんだ?誰も乗っていないようだが..》




 診療所一階の医務室では、ドリッパーで珈琲をいれている片平。

片平「..そろそろじゃろか」
二人が居る二階の天井を見上げてつぶやいた。
《しかし..アイツはいつもこうじゃ..
いい加減に足を洗え..いつか死ぬぞ!..
そして父親に..正次に謝って跡を継ぐんだ..片平病院の..》


20年前
【片平診療所】
誠一8才「どうしておじさんは、
パパとちがって、こんなちっちゃな病院ではたらいてるの?
パパのお兄さんなんでしょ」

片平信一「おじさんはね..
病気して困っている人のお話しをたくさん聞いてあげて..
そして元気になった人の顔を見るのが大好きなんだよ」

誠一「ふぅ〜ん..よくわかんないやぁ〜!」

信一は黒髪の小さな頭に、そっと手を乗せた。
「いつかわかる日がくるかもな...」




ドンドン!..ドンドンドンドン!
誰かが診療所の扉を叩いている。
《誰か来たようじゃ
...まだ診療の時間では無いんじゃが..》
片平は診療所の入口に向った。
片平「診療は8時半からになるんじゃが..
どうかされましたかなぁ」
シャッ―!シャッ!
片平は入口のガラス扉のカーテンを開いた。

ガラス越しに二人の男が立っていた。
細身の男ともう一人はやたらに大きな男が、こちらを見ていた。



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