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死の旅 1ー4

[393]  レティシア  2009-01-02投稿
たき火の前にメアリ・ルイザは、今後を考えていた
(これからどうしよう?)
メアリは自分が王女であるのが嫌だった
自分がすることも、結婚相手を決められるのも嫌で嫌で仕方なかった

「ほら」
ティアズがシチューを渡す
「ありがとう」
「王女の口に合いますかな?」
「たいへん美味です」
ティアズは軽く笑った

ティアズは馬に乗らず歩いていた、メアリは乗って進み続けた(オレが『気にすんな、おまえのペースにあわせるさ』と言ったら、忠実に気にせず、トップスピードを出したよ…馬もオレも倒れるわ!!)

やがて夜になり、野営することになった

食べ終わり、ティアズはメアリに寝ることを勧めたがまだ眠くないと言った

「気を付けろ〜盗賊とか出るかもよ?」
ティアズは笑って言った
メアリは聞きたくて仕方なかったことを聞いた
「ティアズは…何で…その…不老不死になったの?」
たき火がパチパチなっている
「…わかった…いいよ…」
ティアズは語り出した…15年前のこと

「…というわけで、オレはあいつを探しているんだ」
パチパチ…たき火の音だけだった
「ごめん…聞くべきじゃなかった?」
「大丈夫…」
「あ、あのさ」
「?、なに?」
メアリは口にした
「その目標…達成したら…きみはどうなるの?」
ティアズの答えは簡単だった
「死ぬさ」
「どうして?なにも死ななくても…」
「全て忘れたい…もう…オレは…」
ティアズの目が蒼い目がぶれて見えた
「ティアズ?」
「オレも死ねばよかった…あのとき…」
「ティアズ!落ち着いて!」
メアリはティアズの震えた手をとり言った
ティアズは息を整えた
「ありがと…あと、だれかきたぞ」

草むらから狼が二匹、睨んでいた
「メアリ、おまえ武器あるな?」
「あるけど…?」
メアリはロングソードを取り出した
「いけるか?」
メアリは頷いた、メアリはいかにも王女では言われることのないことを言われ、内心嬉しかった

狼が近づいた(狼もまさかメアリが来るとは思うまい)
狼が走ってくる、メアリは黙って一刀両断にした
「おお!すごい!」
ティアズは誉めた
メアリはもう一匹の狼の方に行き、斬り倒した

「誰に習った?」
ティアズは尋ねた
「ルフトさんに」
ガサっと草むらがゆれた
「山賊がいたんだ…でもいなくなったな」
「なぜ?」
「強い旅人がいたからさ」
旅人は笑った

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