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100頭一 [4]

[507]  ゆー  2009-01-02投稿
しばらく、サキと無言が続いて…私はパソコンを開きサイトへ繋ぐ…

ためらいも無かった。


「Tボーイ…
今日は少し時間がかかってしまった。また明日…一人迎えに行く…」


そうコメントが書かれていた。


「サキ、さっきの物音とこの犠牲者…関係あるのかな?」


「分らない…ただ、確かにおかしい。」

「明日…警察へ行くの、サキも来てくれないかな?」


サキは一瞬黙り込んだ後、

「うん」


と、だけ返事した。



それから、時間が過ぎ、

私達は署に着いた。


家から車で30分。

大きい建物の署だ…


中に入り、私は一人の中年の警察官に話を聞いてもらうことにした。



「実は、最近へんなサイトを見つけました。

100日で100人殺すと…

画像もありました。
その画像の中にマンションが載っているんです。
それが私の住むマンションと同じ外観なんです。

何とかしばらくは夜の見回り強化してくれませんか?」


私は早口で警察官に伝えた。

しかし、反ってきた言葉は…

「しばらくは様子を見ましょう」


そう話をし、警察官は立ち上がろうとした。


すかさずサキが、

「私達、昨日マンションで凄い物音を聞きました…

その後サイトを見ると一人の写真が載っていたんです!殺されている画像ですよ?それなのに…何も動いてはくれないんですか?」


その言葉に警察官は

「まだ確実ではない」


そう言うと

足速に立ち去った。


私達は、苛立ちと行き場のない気持ちで、署を後にした。

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