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愚者の旅 1

[499]  レティシア  2009-01-14投稿
〜死の旅あらすじ〜

――不老不死にされた自殺志願者の青年で黒髪に蒼目、ティアズと運命を嫌う金髪に緑目の王女メアリはお互いの旅のため仲間になる―\r

―その後、不良シスターで銀髪をしたシードラ、少しナルシーな今世紀最高の魔術士の弟子、黒ローブに赤髪、アクアも加わる―\r

―しかし、突如、ティアズを不老不死にした白魔術士がティアズの前に現れるのだった―\r



―ここらの地理に詳しいシードラに道を案内されながら『ギーナ』の町をティアズらは目指した

しかし、『ギーナ』は行きたい場所の隣村だ

「今日で3日目…家もなかったし…早く髪洗いたいし、ベッドで寝たいな…」
「…」
「もう少しかな?シードラ?」
「…」
「…アクアは分かる?」
「…」
「…ティアズ、ここまで来たら、さすがにきみでも…」
「…」
「悪かったわ!本当!だからごめんってば!」

4人になり、料理は交代になった
ティアズは15年旅しているから上手だし、シードラは何気に上手で(シスターだから?)、2人ほどではないが、アクアは料理を作れた、が、
メアリは砂糖と胡椒の違いが分からなかったり、だしに唐辛子をすりつぶしたのをいれたりした…
結果、ティアズは気絶し、シードラは暴れだし、アクアは火を吐いた

「着いたわね…」
入り口の看板に『ギーナ』と書かれている
「…何か言ってよ!」


―「お姉さんはこの村にいるの?」
メアリはティアズに聞いた
「死んだんだ、自殺だ―原因は―わからない」


まだ昼なので今から村に行くことになった


―ティアズは懐かしい小道を行ながら、過去を思い出していた

ティアズには天賦の才能があり、王国騎士の仕事の誘いもあった
しかし、ティアズは親の仕事が好きだし、ヴェルとの約束があった


ヴェルは姉の親友だった


15のとき、18のヴェルにティアズは告白した


それから、2年以上付き合い続け、ティアズは残りあと二週間で大切な日を迎えるはずだった…
しかし、残酷にも、あの日がやって来たのだった

「ティアズ!あれは?」
メアリはティアズに言った
「墓?」

ゼロと一緒に埋めた犠牲となった人の墓だ
―たくさんの人の墓なので相当広い


シードラはかなり広い墓場を見渡し、馬から降り、祈り始めた



―「オレは何も出来なかった―なのに生きてる」

ティアズの言葉だ

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