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エリザベスドール・THE・FINAL?

[488]  ぐうりんぼ  2009-01-17投稿
「エリザベス、ドウシテ、ダーヤンサマ二、シカラレタノ?」

「ワタシモ、ローズマリーモ、ダーヤンサマカラ、ニンゲンノ、セカイへユク、キョカモラッテイタ。デモ、エリザベスハ、ナンノ、キョカモラッテナカッタ」

「ソレデ、ダーヤンサマハ、オコッタノネ?」

「エリザベス、ワタシタチ二、ウソツイタ。
 ダーヤンサマノ、キョカモラッテル。スベテ、ウソ。エリザベス、ワルイコ」

 キャロラインもローズマリーも…

 クールな眼差しで、エリザベスの悪口を言う。

 廊下を進んでいた時だった。

 コン、コン!

 誰かが窓を叩く音がした。

 見ると…‥

 窓の外からこちらを見ている人形がいるではないか。

 何と…

「ァ、エリザベス」

「ウソツキッコ」

 キャロラインやローズマリー、カレンが窓の方に歩み寄る。

「ナニシテルノ?」

「エリザベス、ハダカ。 イマカラ、オフロ?」

「ロテンブロ、ドコニモ、ナイナイ」

 素っ裸のまま、外に放り出されているエリザベスを、キャロラインは面白半分でからかう。

 吹雪く窓の外で震えるエリザベス。

「サムイ、ナカニ、イレテ。サムイ、サムイ」

 涙を流しながら嘆願するエリザベスだが、3体の態度は冷たい。

「ダメ、ナカニハ、イレナイ」とローズマリー。

「ドウシテ?」

「エリザベスハ、オキテ、ヤブッタ。ワルイコ」

「ゴメンナサイ。
 ゴメンナサイ」

 ひたすら謝るエリザベスにャロラインは捨て台詞を吐いた。

「エリザベス、ウソツキッコ。ドコカニ、イッテシマエ!」

 エリザベスを無視して、キャロラインたちは立ち去った。

「イレテェーッ!
 イレテェーッ!」

 エリザベスは窓を叩いて叫ぶが、完全に無視されてしまった。

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