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魔法的恋愛関係☆-?

[446]  はにゅう☆  2009-01-22投稿
チャイムが鳴った。定番の、キーンコーンカーンコーンてやつじゃなくて、鈴みたいな、チリチリって音。
「…寮から校舎まではけっこう遠いけど、明日も遅刻がないようにしてください。では、さようなら」
そう言って、先生はツカツカと教室を出て行った。
私はふっ、と息をついて、隣のアリスを見た。気づいたアリスは私に近づいて、
「今日も飛ぶよ」
と耳打ち。私は小さくうなずくく。
そして、自然と6人一緒になって、校舎から出た。

「あれ?」
私たちは、げたばこのすぐ外で、なんとなく固まっていた。
私がふと寮側を見ると、アーシャが同室らしきコと歩いているのが見えた。
「アーシャ〜っ」
叫ぶと、アーシャは気づいて、こっちに来てくれた。他のコもついてきたけど。
「アミぃ!同じクラスだよ!気づいてなかったでしょ」
「ごめん。当たり」
アニーが私をつついて、誰?ときいた。
「同級生だよ。小学校ん時の」
答えて、アーシャにも同室のコだよ、と小さく言った。するとアーシャも紹介してくれた。
「あ、この人たちは、あたしの同室のコ!」
アーシャの後にいたコたちがぺこりと頭を下げる。
すると、そのうち1人が、
「あらら、エニーじゃない?」
と言って、名前がわからない男の子に近づいた。
その(エニーと言われた)男の子は、苦笑いするだけだった。
私は突然のことに驚きつつ、今頃になって名前がわかったことに感嘆して、
「へぇ、エニーっていうんだね。初めて知った!」
と、もらした。
エニーは微笑んで、
「オレ、あんまり名前で呼ばれることないしな」
そんなことを言った。
「やっぱり、みんな同級生がいるんだね〜この学園はハーフが多いから、純粋なコがあんまいなくて、さみしいんだよね…」
アリスが、少ししょんぼりしたかんじでつぶやくのがきこえた。こんなアリスを見るのって、初めてかも。
アリスはしばらくうつむいていたけれど、急に顔をあげると、
「さっ!早く行こっ!お昼まで時間ないし」
荷物を持って、早く早く!と私とアニーとカイとリーブとそれからエニーを急かした。
「そうだね。じゃあ…またね、アーシャ!」
「…うん!バイバイ、アミ」

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