魔法的恋愛関係☆-?
アーシャたちとわかれて寮に戻ったあと、私たち3人は、食堂で昼食をとった。
「ねぇ、このあとどうしよう?3人と約束したし、飛ぶ?」
私はあんまり乗り気じゃなかった。飛ぶのもいいけど、お腹がふくらんで、元気も出てきたから、私は学園の中を見てみたい。
「私、ちょっと学園の中を散歩したいんだけど」
「そっか…じゃあ、夕食までは各自で行動しよっか!アミ、いってらっしゃい〜」
アリスの声とアニーの視線に見送られながら、私は食堂から直接、寮の出口へと向かう。
「ちょっと、気分転換で敷地内を散歩してきます」
受付に声をかけて、ガラスの扉を開ける。
学園内は、木や花がたくさん生えている。雰囲気をよくするためらしい。
とにかく、そのおかげで敷地内の空気はおいしい。深呼吸すると、身体の中が洗われてゆくような、スーっとしたかんじがした。
足元には、パステル調のタイルが、わざと無造作にはめられてる。
特に行くところもないので、門の前にある、噴水に向かってゆっくり進んでいった。
寮から門までの道には、木がぎっしり生えていた。右には緑の葉っぱ、左には桜が揺れている。
大きな木陰をつくる、立派な木たちを見て歩いていると、桜並木の間に、細い、でも人ひとりは通れそうな道があった。
なんだろう?
興味をもって、道に足を踏み入れる。桜と桜に挟まれて、異世界に迷いこんだような、不思議な感覚がした。
つき進むと、古そうな石の短い階段があって、その上は、小さな広場みたいになっている。
そして、そこに、人がいた。
まさか人がいるなんて考えてもいなくて、おそるおそる階段をのぼる。
広場は学園の外に張り出すみたいになっていて、人は、塀にもたれるように、背中を向けて立っていた。
「…あ、あのっ」
小さく言ったはずなのに、その場所では声がすごく響いた。
人が、くるりとこちらを向く…。え?
その顔には、すごく見覚えがあった。
今日、名前を知った。
「…もしかして、エニー?」
エニーは、およっ、というかんじの顔で、私をまじまじ見た。
「お前はたしか…アミ、とかいうやつ」
その声は、いつも通りカイを囃し立てたり、リーブを皮肉ったりする、聞き慣れた声だった。
「ねぇ、このあとどうしよう?3人と約束したし、飛ぶ?」
私はあんまり乗り気じゃなかった。飛ぶのもいいけど、お腹がふくらんで、元気も出てきたから、私は学園の中を見てみたい。
「私、ちょっと学園の中を散歩したいんだけど」
「そっか…じゃあ、夕食までは各自で行動しよっか!アミ、いってらっしゃい〜」
アリスの声とアニーの視線に見送られながら、私は食堂から直接、寮の出口へと向かう。
「ちょっと、気分転換で敷地内を散歩してきます」
受付に声をかけて、ガラスの扉を開ける。
学園内は、木や花がたくさん生えている。雰囲気をよくするためらしい。
とにかく、そのおかげで敷地内の空気はおいしい。深呼吸すると、身体の中が洗われてゆくような、スーっとしたかんじがした。
足元には、パステル調のタイルが、わざと無造作にはめられてる。
特に行くところもないので、門の前にある、噴水に向かってゆっくり進んでいった。
寮から門までの道には、木がぎっしり生えていた。右には緑の葉っぱ、左には桜が揺れている。
大きな木陰をつくる、立派な木たちを見て歩いていると、桜並木の間に、細い、でも人ひとりは通れそうな道があった。
なんだろう?
興味をもって、道に足を踏み入れる。桜と桜に挟まれて、異世界に迷いこんだような、不思議な感覚がした。
つき進むと、古そうな石の短い階段があって、その上は、小さな広場みたいになっている。
そして、そこに、人がいた。
まさか人がいるなんて考えてもいなくて、おそるおそる階段をのぼる。
広場は学園の外に張り出すみたいになっていて、人は、塀にもたれるように、背中を向けて立っていた。
「…あ、あのっ」
小さく言ったはずなのに、その場所では声がすごく響いた。
人が、くるりとこちらを向く…。え?
その顔には、すごく見覚えがあった。
今日、名前を知った。
「…もしかして、エニー?」
エニーは、およっ、というかんじの顔で、私をまじまじ見た。
「お前はたしか…アミ、とかいうやつ」
その声は、いつも通りカイを囃し立てたり、リーブを皮肉ったりする、聞き慣れた声だった。
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