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D・E・A・T・h 4

[673]  一休  2009-01-24投稿
20分も歩くと前方に箱が置いてあるのが見えた。

200メートルぐらい先だろうか・・ 太一を先頭に皆もその箱のある場所へ足を運んだ。
その箱の1メートル前方には『dengerous^zone』と書かれている、看板もあった。この箱は何だろう、この看板は・・・と 太一が怪しげに思っていると、権田が「何だこれ。開けちまおーぜ。」 と言って箱を手にとり勝手に開けてしまった。
その時、太一はいきなり箱を開けたのでびっくりした、が箱の中身を見ると困惑した。

中には、一枚の紙が入っていた。
紙の表には『E×10』と書かれており、裏には『この意味、わからならければそのまま何もわからずこの樹海をさ迷ってくれ。わかればそのまま北へ行ってくれ。』
と書かれていた。

しかし、このdengerous^zoneと書かれた看板の先は人、一人しか通ることしかできないぐらい狭い一本道しかない。周りは木ばかりで横にいけるスペースなんて少しも存在しない。
しかしその一本道は12、3メートルしかない。

この道以外にも北へ進める道は無いか探したがどこも木がありすぎて通ることができない。

そして看板の前でなにもできず15分が経過していた・・・
太一はずっとこの紙のことを考えていた。他の皆はぼーっとしていた。・・すると「こんなにぼーっとできるなんて昔以来だなー。」
と、権田が呟いた。
それを聞いていた斉藤が
「昔は何をしてたんですか。」
と、聞くと権田は楽しそうに昔のことを話しはじめた。

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