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君想い (2)

[359]  奈緒  2009-02-07投稿
知り合いの家

「じゃあ…よろしくお願いします…」

「沙悠ちゃん、」

「村上沙悠です…」

私は、知り合いと言う人に預けられた。

「真哉くん、亮くん、美耶ちゃん…沙悠をよろしくね」

「任せてよ」

「よろしく…お願いします…」

「沙悠…バイバイ」

「おばあちゃん…!」

バタン―\r

私は捨てられたんだ。

おばあちゃんにも、両親にも。

「沙悠。小さい頃に、1度だけ会ったんだよね、覚えてる?」

「…分かんない」

「俺、鈴木亮。沙悠のお兄ちゃんみたいな感じなんだよ」

「よろしく…」

「沙悠ちゃん、初めまして。鈴木美耶です♪真哉の奥さんだよ」

「鈴木真哉です♪よろしくな」


あれから、五年後―\r

「やばっ!!遅れる!」

「沙悠〜早くしろよ!」

「待って待って!」

村上沙悠。
晴れて高校1年生になりました。

「気持ちい〜!」

「風、強いな」

高校まで、亮兄と一緒に登校する。

私は1年だけど、亮兄は2年生。

ガラッ―\r

「あ、沙悠!」

「おはよう!実結」

「沙悠、おはよー」

「理彩、芽依、亜耶おはよう★」

「沙悠!忘れもんすんなよ!!」

「あ、ごめん!ありがとう★」

「じゃあな」

「うん♪」

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