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彼女のポケモン

[906]  神様の親戚  2009-02-25投稿
俺は『翔』18歳。

もえ「ちょっとトイレ行ってくるね!」
彼女は幼なじみの『もえ』。

翔「おう。」


…ん?
あ!懐かしい〜…GAMEBOYかぁ〜しかもポケモンじゃん!
あの時のこと思い出すなぁ…
あれは確か…10年前…


〜10年前〜

翔「お前ポケモンなんかやってんの?」

もえ「うん!昨日買ったの!」

翔「俺にもやらせろよ。」
もえ「やだぁ!」

翔「あ…」

彼女は博士からもらったヒトカゲの名前を考えている所だった。

翔「ヒトカゲに名前つけるの?」

もえ「うん!」

翔「だっさ。普通ポケモンに名前なんかつけねぇよ。」
もえ「いいの!」

翔「何てつけんの?」

もえ「…ショウ。」

翔「え?なんでだよ!」

もえ「もえの初めてのお友達は翔だからだよ。」

翔「…」

もえ「翔は…私の彼氏だよ?」

翔「ば、馬鹿!!か、か、彼氏じゃねぇよ!」

もえ「彼氏なの!!」

翔「し、知るか!あ〜もういい!!好きにしろ!!」

あの時から俺達は10年間付き合っている…。

俺はあの日以来決めている…ずっともえを大事にするって…



〜現在〜


そういえばポケモン育てたのかなぁ〜

もえはすぐ飽きるから最後までやってないだろうけど…



ポチッ…





30分後…


翔「どうしてなんだよ!?」

もえ「え?何が?」

翔「ポケモン!!」

もえ「あ…見たの?」





俺が電源をいれた彼女のポケモンの世界には、


知らない男の名前が書かれたポケモンが五匹増え…

ヒトカゲ(俺)だけレベルが初期状態で…

何故だか俺だけ死んでいた。




翔「教えてくれよ!何で俺だけ死んだままセーブしたんだよ!」


もえ「…。」

翔「なんで他の男全部ギャラドスなんだよ!!」

もえ「…。」

翔「ちゃんと教えろよ!」
もえ「…実は…」







ヒトカゲはこの後



トレーナーに

「なきごえ」をかまして

なるべく攻撃力を下げたのであった…。



めでたし。

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