携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> SF >> 〜Stliker〜哀編(153)

〜Stliker〜哀編(153)

[519]  焼き魚  2009-02-26投稿
ハーツ「私はある軍部の関係者と親密な間柄にありましてね…その人にとって戦艦の一つ二つ手配するのも糸もたやすい」

シェイルはハーツの言葉に驚愕した。

シェイル「まさか!!」

ハーツ「そ!!ご名答!!そして彼は我々、革命教団の最大の理解者なのだ!!」

シェイルは歯を噛み締めた。

シェイル「テクノアートインダストリーは結局の所、ハリボテにしか過ぎなかったのね」

シェイルはバロンドールに残っていた僅かなプラズマエネルギーを起動させハーツに攻撃しようとバロンドールの左手にエネルギーを集中させた。

「シェイル!!やめるんだ!!多分そいつはホログラム…。それよりもここももうダメだ。俺を引き上げて脱出するんだ!!」

ハーツの後ろにはディア=パノスのハッチを無理矢理こじ開けて脱出した峰崎龍雅がいた。

ハーツ「そうはいかない!!お前達は我らの革命運動を邪魔してきた“第一級犯罪者”だ。ここで死ね!!」

「は・ハーツさんよぉ…痛いよ…助けて…くれよぉ…」

そこに虫の息の状態の隆也がハイペリウォールの中から外部スピーカーで助けを求める。

ハーツ「やかましい!貴様のような施術をしたのにストライカーもまともに操れん“失敗作”にはもう用はない!!消えろ!!」

龍雅「ハーツ!!!!!!!!!!貴様あああ!!!!!」

ハーツ「全員まとめて扶桑の塵となれ!!」

ハーツの言葉が終わった瞬間、戦艦扶桑の下部から大量の砲門が現れ無差別に次々と砲弾が発射された。

龍雅「シェイル!!頼む!!機体は放棄する!!」

バロンドールは残されてエネルギーでスラスターを全開にすると左手で龍雅を拾い上げ大空へ舞い上がった。
ディア=パノスには次々と砲弾が命中し間もなく爆発炎上した。

龍雅は上空から機体の最後をしっかりと見届けた。

龍雅「お別れだ…ディア=パノス…」

シェイル「しっかりつかまってなよ!!ここからスピードあげるからね!!」

戦艦扶桑の砲弾をかい潜りながら何とか射程圏外への脱出に成功した。

感想

感想はありません。

「 焼き魚 」の携帯小説

SFの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス