携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> その他 >> あの日の夜?

あの日の夜?

[415]  2009-03-04投稿
短い秋も終わり いよいよ冬がやってくる頃 私は結婚した 18歳になってすぐ。いつもの「嫌になれば離婚すれば良いし」そんな甘い考えは変わらずのまま親の反対を押しきり入籍した 彼はキョウの地元に住んでいた 私はキョウの家から車で10分程の距離に暮らし始めた。いつも遊びに来ていたその場所に住む事に違和感はなく地元を離れる寂しさもなかった。私は主婦 キョウは掛け持ちで朝晩仕事をしだした頃でますます会えなくなり 電話もナカナカ出来なくなった
ほどなくして 私は妊娠し母親になる
慣れない家事 育児 旦那になった彼は理想や想像とは全く違った現実…
慌ただしく毎日が過ぎ年に数回程度しかキョウに会えなくなった。
久しぶりに会う度にキョウは変わっていた
「見て!又いれてん 肩に」キョウは肩をめくりタトゥを私に見せた。「痛そうやし! 一生消えへんねんやんなぁ? やりすぎやろ」 既に腕や太股にもタトゥを入れていたキョウは私の言葉にいつもの様に笑った。 「次はヘソピすんねん」 二人で笑いあった。だってボディピアスもいっぱいだったしこれ以上 体の何処をいじるのか キョウの行きすぎた行動に笑わざるを得なかった 働いた分だけお金は入ってくる。そのお金は自由に出来る

そしてキョウは 自分いじり を続ける…
そんな私とは対称的な生活のキョウを私はまだオムツもとれていないモコモコしたおしりの我が子を抱きながら羨ましさも感じつつ でもやっぱり子供って愛しい と、今の自分もきっと幸せだな と実感していた

感想

感想はありません。

「 優 」の携帯小説

その他の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス