携帯小説!(スマートフォン版)

二人

[405]  2009-03-10投稿











「僕たちは、私達日本に手を出す方々を消し去ります。」












朝から周囲の人間、全世界全ての人間が騒然としていた。








僕は7時にジリリリリリリリリ…と鳴り響く目覚まし時計で、いつものように起きた。
平日は目覚まし時計を6時半に作動するようにセットしているのだが、目覚めが悪い僕は5分おきに意地でも起こそうと大音量で鳴り響くスヌーズ機能で30分たって起床するのが日課になっている。
桜も散って服装も春物に切り替わっている今の時期でも布団のぬくもりはいとおしく思い、嫌々立ち上がる。
立ち上がってしまえば、目覚めが悪い僕でも脳が活動を始め、頭がハッキリとして学校に行くための準備を早々に開始する。
ユニットバスの洗面台で顔を洗い、歯を磨く。
それが終われば、テレビの前のテーブルに陣取って朝のニュースの情報をテーブルの上に置いた鏡越しに観たり聞いたりしながら、コンビニで売ってるような物よりちょっと値の張るワックスを髪に塗りたくっている。




ここまでは、ここ一年間の日常のスタートと何一つ変わらなかった。

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