携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> 奈央と出会えたから。<334>

奈央と出会えたから。<334>

[454]  麻呂  2009-03-12投稿

♪ ♪ ♪ ♪ ♪〜♪


『あはっ。ユカからメールだ。』



『まさか、カラオケ呼んでねーから拗ねてるんじゃねぇよな?!』



『違うよ。だって、ユカは夏期講習に行ってるんだよ。』



『マジで?!暇なのは俺達だけってコトか。』



『暇じゃないよ!!聖人‥夏休みは、あたしと2人で勉強会しようねって言ったじゃん。

今日のカラオケは息抜きだよ。』



『ん〜。そうだったよなァ。ごめん!!』





そっと携帯を開いてみる――



《奈央。カラオケ楽しんでる?!

あたしさぁ、好きなヒト出来たんだよね♪(≧▽≦)》



えーっっ!!ホントにぃ???



ユカってば、



夏休み前は、そんなコト言ってなかったじゃん。





『奈央。秋田谷からのメールって何だったの?!』



『あはっ。秘密だよ。』



だって、



ユカに好きなヒトが出来たなんて、



あたしも今、初めて知ったワケだし。



『何で???俺に言えねーコトなの?!』



『そんなんじゃないよ。でもまだ秘密なのッ!!』



ごめん、聖人。



分かってよね。



女のコって、デリケートなの。



『ふぅーん。分かった。もーいーいッッ。』



『後でちゃんと話すから。』



『いーよッッもぉッッ!!』



『ふぇーん。怒んないで。』



『別に怒ってねーよッ。』





ユカの好きなヒトって、一体どんなヒトだろう――



そう思いながら、



ふと、隣にいるあなたを確認してしまう。



あたしの今の幸せが、



これからも、ずっと続けばいいって願うコトは、



ねぇ神様、



贅沢な願いだとは思わないでください――

感想

感想はありません。

「 麻呂 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス