ミサンガが切れるまで
バシッ
向こう側のコートにボールが落ちる。
赤と緑と白のMikasaと刻まれているボールだ。
ピィィー
「15分間休憩。」
コーチからの合図がでた。
熱気で体育館が蒸し暑い。
中学三年、引退試合を間近に控えニ泊三日の市内中学選抜合同合宿に参加していた。
あたしの中学からの参加は三年があと一人と二年の後輩が一人いた。
「ハル先輩、あの人かっこよくないですか!?」
壁際で水を飲んでいると、後輩(ゆーちゃん)が話しかけてきた。
「何処?」
そういう話に興味がなかった訳ではないがあたしのまわりでは恋愛の話をすることが少なかった。
期待と疑心暗鬼を心に秘め、隣にある男子が練習しているコートに向かった。
「誰?」
あたしはコートに目を向けながら、ゆーちゃんに訊いた。
「奥から二番目の列の前から三番目の人です。」
男子は今スパイク練習をしていた。
「2番着けてる?」
「はい、2番の人です。」
一目惚れ。
モロにタイプだった。
向こう側のコートにボールが落ちる。
赤と緑と白のMikasaと刻まれているボールだ。
ピィィー
「15分間休憩。」
コーチからの合図がでた。
熱気で体育館が蒸し暑い。
中学三年、引退試合を間近に控えニ泊三日の市内中学選抜合同合宿に参加していた。
あたしの中学からの参加は三年があと一人と二年の後輩が一人いた。
「ハル先輩、あの人かっこよくないですか!?」
壁際で水を飲んでいると、後輩(ゆーちゃん)が話しかけてきた。
「何処?」
そういう話に興味がなかった訳ではないがあたしのまわりでは恋愛の話をすることが少なかった。
期待と疑心暗鬼を心に秘め、隣にある男子が練習しているコートに向かった。
「誰?」
あたしはコートに目を向けながら、ゆーちゃんに訊いた。
「奥から二番目の列の前から三番目の人です。」
男子は今スパイク練習をしていた。
「2番着けてる?」
「はい、2番の人です。」
一目惚れ。
モロにタイプだった。
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