携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> ソードメーカー18―?

ソードメーカー18―?

[431]  いっと  2009-03-17投稿
ロイは不思議そうな顔で、一つ小さく首を傾げた。

マジックパレスの封印された部屋で、エリクシオンは興奮しながら闇の塊を部屋中に飛び回らせていた。

遂にこの時が来ました…。長かった。本当に長かった…

涙声で呟きながら、エリクシオンは自らの身体を揺らして震えていた。

「お前が誰かの手に渡れば、必ず悪用する者が出てくる。こうするしかなかった。許せ」…マスターがこうおっしゃって私を封印してから数百年。とうとう私の役目が終わる…!

エリクシオンの周りを闇の輝きが包み込み、刃の先からゆっくりと消失していった。

資質ある者がその資質に目覚めるまで、私は力の限りこの城を守り抜きながら、長い年月を過ごしてきました。それが今、終わるのです!

刃の部分は全て消失し、次に柄の部分が消失し始めた。

古い時代の幕が降り、新しい時代の幕が開けます。これからは彼らの時代が始まるのです。内在している問題は数多くあれど、それらは新しい力が必ず解決できるはずです。諦めず、耐えながら、仲間や剣と共に幸せを掴んで下さい…

エリクシオンが完全に消失する瞬間、闇の輝きが部屋全体を覆い、封印が崩れ、それは城の周りにまで溢れ出た。

感想

感想はありません。

「 いっと 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス