ギャラクシーラリー16
クミは何だか泣きそうになってきた。
アユミさんは分かってくれたんだろうか…。
少し沈黙があった。
アユミは大きな目を一度つぶり、じっとクミを見つめる。
クミは採点を待つ生徒のようにドキドキする。
何て可愛いひとなんだろう…。
何故か全然関係ない事が頭に浮かんでは消える。
そしてアユミが口を開いた。
「言いたい事はよくわかったわ…。私は何をすればいいかな。それに二人では心細いから」
そう言ってアユミはケータイを取り出して電話をかけ始めた。
「あの…ありがとうございます。分かっていただけて嬉しいです」
クミはお礼を言って続けて聞く。関西訛りがある。
「誰にかけてるんですか?」
アユミはチラリとクミを見て答えた。
「ナミエさんよ」
クミはぎょっとした。
ナミエさんよって…。
あのナミエさん!?
超大物ミュージシャン、大先輩、一児の母…。
クミの頭の中がぐるぐる回る。
「あぁ、アユミです。えぇ、お久しぶりですですね。今、お時間大丈夫ですか?」
アユミは時々、クミの方を見て話している。
「クミちゃん発なんですけど、私達が世の中の為に何か出来る事はないか、という話をしたいんですが」
クミは感心した。
自分が30分かけて話した事をたった五秒で伝えるなんて…。
アユミは何度か返事をして電話を切った。
「ナミエさん何て…」
クミは恐る恐る聞いた。
アユミさんは分かってくれたんだろうか…。
少し沈黙があった。
アユミは大きな目を一度つぶり、じっとクミを見つめる。
クミは採点を待つ生徒のようにドキドキする。
何て可愛いひとなんだろう…。
何故か全然関係ない事が頭に浮かんでは消える。
そしてアユミが口を開いた。
「言いたい事はよくわかったわ…。私は何をすればいいかな。それに二人では心細いから」
そう言ってアユミはケータイを取り出して電話をかけ始めた。
「あの…ありがとうございます。分かっていただけて嬉しいです」
クミはお礼を言って続けて聞く。関西訛りがある。
「誰にかけてるんですか?」
アユミはチラリとクミを見て答えた。
「ナミエさんよ」
クミはぎょっとした。
ナミエさんよって…。
あのナミエさん!?
超大物ミュージシャン、大先輩、一児の母…。
クミの頭の中がぐるぐる回る。
「あぁ、アユミです。えぇ、お久しぶりですですね。今、お時間大丈夫ですか?」
アユミは時々、クミの方を見て話している。
「クミちゃん発なんですけど、私達が世の中の為に何か出来る事はないか、という話をしたいんですが」
クミは感心した。
自分が30分かけて話した事をたった五秒で伝えるなんて…。
アユミは何度か返事をして電話を切った。
「ナミエさん何て…」
クミは恐る恐る聞いた。
感想
感想はありません。