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(仮)消えた男…陰の薄い恋…13

[406]  月の狼  2009-03-29投稿
3.危険

轟刑部「うっ…アッ!痛ってて…ん?!…」

轟刑部は周りを見渡した…

轟刑部「ここは…車の中で…安野 丈 の会社のビルの前じゃないか?…牧!…牧!…」

牧刑事の応答は無い…

轟刑部「牧は?…牧は、どうした?…牧は、どこだ?…まっ!?まさか!?…牧はヤツ等に捕まったのか!?…うっ!痛って…ヤバイ…早く応援を呼ばなくては!…」

轟刑部は無線で応援を呼んでから車を降りて、もう一度、安野 丈 の会社のビルの中へ入って行った…
6階に着いた時に声が聞こえてきた…

轟刑部「ん?…あの声は牧の声に似ているような!?…」

轟刑部は階段から声のする方を覗いた…

牧刑事「そのデスクを渡して貰おうか!」

牧刑事は伊井 香 に銃を向けて居た!

轟刑部「牧!…牧!?…どうした!?…何をやっている!?…」

轟刑部は牧刑事に声をかけた!…

牧刑事「えっ!?」

牧刑事が轟刑部を見た瞬間!牧刑事の体が宙に舞った!…
伊井 香 が牧刑事を投げ飛ばしたのだ!
伊井 香 は武道の達人だったのだ!

香「さぁ!早く逃げるのよ!」

伊井 香 は轟刑部の手を取って階段を下りて行った!

轟刑部「うわ〜痛ってて!銃で撃たれてケガをして…」

香「ケガなら良いでしょ!殺されるよりは!」

轟刑部「いったい何がなんだか?サッパリ分からん!…」

香「私にもサッパリ分からないわよ!でも危険な状況は確かよ!」

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