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導き 6

[454]  2009-04-01投稿
アル「まずこれだけは言っておこう………我々はこの世界の人間ではない。勿論、君もミラも…………いや君も梓も」
海斗「は?ますます意味わかんねぇよ!じゃあなんだ?宇宙人かよ!?」
アル「違う。我々は別次元の者だ………」
海斗「別…次元??」
そこで、やっと梓が口を開いた。
梓「別次元は簡単に言えばもうひとつの世界…もうひとつの地球よ」
アル「まぁこっちの世界とはまるで違うがの………」
海斗「…違う世界の奴が俺に何の用だよ?」
アル「さっき言ったじゃろ?お前も別次元の人間だと………お前はここに居るべきではない………いや、いてはならないのだ!!」
梓「だけど…だけど…」
梓の声がかすんできた。
俺はもう何がどうなっているのかわからなかった。
アル「仕方あるまい………これは神の命令なんじゃから………」
梓「しかし、神様にもわかっているはずよ!!………カイル様とリアナ様のお気持ちを………」
海斗(………カイルとリアナ?誰だ??)
アル「あぁ…神が苦悩した上での決断じゃ………あの二人には悪いが………」
海斗「あ、あのさぁ………そのカイル様とリアナ様って誰?」
アル・梓「………」
部屋に沈黙がながれた。
しばらくすると梓が重い口を開いた。
梓「あなたの………両親よ………」

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