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愛しい君へ

[471]  ピロリ  2009-04-03投稿
初めて会ったときの君。

止まる事なくずっと喋ってたね。

緊張してたのかな?

そんな君が動揺した言葉は

「うち子供三人おるバツニなんよ」

さすがに顔が真顔になってたね。ちょっと笑えた。

そんな君から出てきたのは

「俺実は29年間誰とも付き合った事無い。エッチもしたことない」

だったね。

逆にあたしが真顔になってたかも。

お互いの秘密を暴露してその帰り道に付き合おうって言った君。

かなり驚かされたよ。

この人正気かなって思った。

でもその後すぐ手を握ってくれて嫌じゃなかったんだ。

初めてのキスも初めてのエッチもその時しちゃったね。

めちゃんこ下手くそだったけど…。

なんだか君はいつもの人とは違う気がしたんだ。



「別れよ」

付き合ってすぐにあたし何回君に言ったのかな。

君をいままでとは違うと思いながら信用してなかったあたし。

その度君は傷ついていたんだね。

「もう堪えられない。これが恋愛ならしなくていい」

そう言って君は去ってしまったね。

別れて初めて君を本当に大事だと思ったよ。

「私変わるから。頑張るからよりを戻して」

そう何度もお願いしても君は受け入れてはくれなかったね。

思いは伝わらないの?って日々悩んでいたかな。

君と久しぶりに再開してお好み焼きを食べたね。

あたし緊張しすぎて三分の一も食べれなかった。

「あたしの側におってや」

あたしの言葉に君は

「側におるが」

って笑いながら返してきたっけ。

「そうじゃなくてずっとじゃ」

「ずっとおるが」




今も喧嘩が絶えないし、今頃は君がすぐ別れるを言うようになって逆転状態だね。

試してるのはわかるけどね。

だから「ごめん」って言ってあげるよ。

愛しい君のために。

来年はいよいよ結婚だね。

一気に三児の父親だね。

出会ってくれて愛してくれてありがとう。

永遠に君が大好きだよ。

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