僕らの死ぬ場所【1】
「あ゛ー」
赤く染まった友人を目の前にして、こんな声を出した自分に笑いが込み上げてきた。
少し離れたところに腕も転がってるし。
「バカだな。お前」
しゃがんで顔を覗き込むと、##NAME2##に睨まれた気がした。
「本当バカだ」
だから俺も負けじと睨み返してやった。
でもやっぱり口はまだ笑ったまま。
「来いって言ったのテメーのほうだろ」
あ゛ー。なんか一人で喋ってて空しくなってきた。
「何勝手に死んでんだよ」
冷たくなっているはずの##NAME2##の頬を水が伝った。
‥‥涙?
「あぁ、違う。死体が泣く訳ないじゃん」
自分の頬を擦った手の甲を見ると、涙と涙で取れた返り血が付いていた。
「泣いてんの俺かよ‥」
バアァン
赤く染まった友人を目の前にして、こんな声を出した自分に笑いが込み上げてきた。
少し離れたところに腕も転がってるし。
「バカだな。お前」
しゃがんで顔を覗き込むと、##NAME2##に睨まれた気がした。
「本当バカだ」
だから俺も負けじと睨み返してやった。
でもやっぱり口はまだ笑ったまま。
「来いって言ったのテメーのほうだろ」
あ゛ー。なんか一人で喋ってて空しくなってきた。
「何勝手に死んでんだよ」
冷たくなっているはずの##NAME2##の頬を水が伝った。
‥‥涙?
「あぁ、違う。死体が泣く訳ないじゃん」
自分の頬を擦った手の甲を見ると、涙と涙で取れた返り血が付いていた。
「泣いてんの俺かよ‥」
バアァン
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