好きと言えなくて…(9)
「このポテチうまいな」
「それよりこっちのコンソメの方が絶対うまいってぇ」
「いいや、絶対うすしおだって」
弘昌と龍太郎がポテトチップスの味で言い争いを始めた。
「どっちでもいいよ。つまらないない事で言い争わないでよ」
優衣ちゃんが間に入って口を挟む。
「龍太郎、涙目になってんじゃん」
大介が龍太郎の顔を見て言った。
「違うよ。これはさっき、この炭酸のジュースを一気に飲んだからだよ」
本当の事だろうけど何故か龍太郎が言うと言い訳がましく聞こえる。
「まあまあ皆、ゲームでもしようよ。この中に一本赤く塗った割りばしがあるからそれをを引き当てた人が罰ゲームね。とりあえず罰ゲームこの炭酸ジュースを二杯一気飲みする事」
生徒会長の圭吾がそう言って割りばしを皆の前につきだした。一番、最初に大介が引いた。続けて僕が引きそれに習うように皆、割りばしを引いて行く。
「一、ニの三でいっせいに見せるんだよ。じゃ、一、ニの三」
圭吾の言葉で皆、いっせいに割りばしをさし出した。
「あぁ、俺だぁ」
赤く塗られた割りばしを引いたのは弘昌だった。
「じゃ、弘昌君頑張って二杯とも飲んでね」
優衣ちゃんが弘昌の前に紙コップを用意してジュースを注いだ。
「俺、炭酸苦手なんだよなぁ」
弘昌が弱音を吐くと、
「男でしょ!早く飲みなさいよ」
加奈がせかす。
「弘昌君頑張って!」
智美が気遣って優しい言葉をかける。
「あぁ、やだなぁ」
「早く飲めよ」
「分かったよ」
そう言って弘昌一気にに二杯飲んだ。弘昌の目はさっきの龍太郎のと同じように涙ぐんでいた。
「うわっきっつう」
弘昌がしかめっ面で言葉を発した。そんな弘昌には目もくれず圭吾は割りばしを回収しだした。それからさっきと同じように割りばしを皆でひいた。今度の罰ゲームは一発芸だ。
「誰だろう?」
「次、なんかあたしっぽい気がするぅ」
優衣ちゃんが不安げに言う。智美も、
「あたしだったらどうしよう」
と、不安そうな声を出した。
「いい?じゃ、行くよ。一、二の三!」
圭吾の声でまた皆、いっせいに割りばしをつき出した。赤色の割りばしを引いたのはまた弘昌だった。
「また、俺かよ。ついてないなぁ」
弘昌が嘆く。
「はい、一発芸やって」
「ものまねでもいいよ」
弘昌は恥ずかしながらお笑いタレントの一発芸をした。
「それよりこっちのコンソメの方が絶対うまいってぇ」
「いいや、絶対うすしおだって」
弘昌と龍太郎がポテトチップスの味で言い争いを始めた。
「どっちでもいいよ。つまらないない事で言い争わないでよ」
優衣ちゃんが間に入って口を挟む。
「龍太郎、涙目になってんじゃん」
大介が龍太郎の顔を見て言った。
「違うよ。これはさっき、この炭酸のジュースを一気に飲んだからだよ」
本当の事だろうけど何故か龍太郎が言うと言い訳がましく聞こえる。
「まあまあ皆、ゲームでもしようよ。この中に一本赤く塗った割りばしがあるからそれをを引き当てた人が罰ゲームね。とりあえず罰ゲームこの炭酸ジュースを二杯一気飲みする事」
生徒会長の圭吾がそう言って割りばしを皆の前につきだした。一番、最初に大介が引いた。続けて僕が引きそれに習うように皆、割りばしを引いて行く。
「一、ニの三でいっせいに見せるんだよ。じゃ、一、ニの三」
圭吾の言葉で皆、いっせいに割りばしをさし出した。
「あぁ、俺だぁ」
赤く塗られた割りばしを引いたのは弘昌だった。
「じゃ、弘昌君頑張って二杯とも飲んでね」
優衣ちゃんが弘昌の前に紙コップを用意してジュースを注いだ。
「俺、炭酸苦手なんだよなぁ」
弘昌が弱音を吐くと、
「男でしょ!早く飲みなさいよ」
加奈がせかす。
「弘昌君頑張って!」
智美が気遣って優しい言葉をかける。
「あぁ、やだなぁ」
「早く飲めよ」
「分かったよ」
そう言って弘昌一気にに二杯飲んだ。弘昌の目はさっきの龍太郎のと同じように涙ぐんでいた。
「うわっきっつう」
弘昌がしかめっ面で言葉を発した。そんな弘昌には目もくれず圭吾は割りばしを回収しだした。それからさっきと同じように割りばしを皆でひいた。今度の罰ゲームは一発芸だ。
「誰だろう?」
「次、なんかあたしっぽい気がするぅ」
優衣ちゃんが不安げに言う。智美も、
「あたしだったらどうしよう」
と、不安そうな声を出した。
「いい?じゃ、行くよ。一、二の三!」
圭吾の声でまた皆、いっせいに割りばしをつき出した。赤色の割りばしを引いたのはまた弘昌だった。
「また、俺かよ。ついてないなぁ」
弘昌が嘆く。
「はい、一発芸やって」
「ものまねでもいいよ」
弘昌は恥ずかしながらお笑いタレントの一発芸をした。
感想
感想はありません。