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導き 13

[398]  2009-04-19投稿
海斗「あのさぁ…気になコトが色々あるんだけど…」
梓「なぁに?」
海斗「今時間が止まってるけど…さっき時間がないって言ってたよね?アーヌの時間を止めて特訓してたらゲイルで大変なことになっちゃうんじゃないの?」
梓「それは………」
するとアルが会話に入ってきた。
アル「心配いらん。全ての次元は平等じゃ…」
海斗「平等って?」
アル「つまり前に話したように全ての次元の始まりは同じじゃった………始まりが同じように次元の時間の流れも同じ。だから一つの次元の時間が止まればほかの次元も止まる………」
海斗「へぇー………そうなんだ…」
アル「おそらく悪魔共はゲイルを抹消し、新しい世界を創るつもりじゃ………つまり………」
海斗「………つまり?」
アル「始まりが同じということは………終わりも同じ…」
海斗「………な…じゃあまさか…もしゲイルが悪魔達に消されたら…」
アル「この世界…アーヌも消える………」
海斗「………そんな…」
アル「だからこそ…お前の力が必要なんじゃ…」
この時俺は悟った。自分に残された選択はもう一つしかない、そう。悪魔達と戦うしかないということを。

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