携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> 好きと言えなくて…(10)

好きと言えなくて…(10)

[596]  優風  2009-04-23投稿
・割りばしゲームの他にピン・ポン・パンゲームをしたり歌の続きゲームをした。僕も何回か罰ゲームでモノマネや一発芸をした。

・十一時半を過ぎたところで加奈が、

「これからあたし達女子はお昼ご飯を作るので男子の皆はTVでも見ながらリビングで待っててくださーい」
加奈の指示に従い僕達はリビングに移動した。言われたとうりTVを見てたがこの時間帯の番組はニュースばかりで面白くなかった。ここが男友達の家ならプロレスでも始めただろうけど生憎、ここは女子の家だ。僕達は大人しくニュースを見ていたがあまりにもつまらなかったので腕相撲をする事にした。最初は大介と弘昌がやって大介が勝った。続けて僕と龍太郎が挑んだがこれまた大介の圧勝に終わった。

「やっぱ大介は強いな」
「連勝街道まっしぐらだね」
最後に生徒会長の圭吾が大介と勝負する事になった。
「圭吾、絶対勝てよ」
「今なら大介もちょっと疲れてるから勝てるかもしれないぞ」

僕達がそう言うと大介は余裕といった感じで、

「両手でもいいよ」

と、言った。“じゃ、お言葉に甘えて”と、圭吾が大介の手をがっしり両手で握った。そして僕が、

「レディ・ゴウ!」

と、言って勝負は始まった。圭吾が両手で挑んでるのにも関わらず大介の腕はびくともしなかった。それでやはり勝ったのは大介だった。

「やっぱ大介には叶わないな」

圭吾がそう言うと大介は鼻をこすりながら“へへっ”と笑った。僕もその後、両手で大介に挑んだがやはり勝てなかった。

・そうこうしてるうちに加奈達が料理を運んできた。
「いただきまーす」

と、言って僕達はむさぼるように食べ始めた。

「味はどう?」

智美が聞いてきた。

「めっちゃうまい」
「このチキンライス最高!」「これなら皆、お嫁に行っても大丈夫だね」

僕達は絶賛して誉めたたえた。それを聞いて、加奈達女子三人は顔を見合わせて喜んだ。

感想

感想はありません。

「 優風 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス