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sky friend?

[606]  彩茶  2009-04-25投稿

「友達が欲しい…」

そう空に浮かぶ雲に泣きながらつぶやいたら、1人の少年が落ちてきた−−−。

私は『青山そら』。中学3年生だけど、2年生のときから全く学校に行っていない。いわば『不登校』てものだ。友達がいつまでもできなくて、学校に行くのが嫌になって…。でも、勉強は一応している。だから学校なんて私には何も意味のない場所なんだ…。

「ふぁぁ〜…」
そらがいつものように河原で読書をしていると、大あくびが出てきた。
「やっぱり春は睡魔が襲うな…」
そらが1人で苦笑すると近くを同じ中学校と思われる女子生徒が仲良し同士で帰っている光景が目に入った。
「……。」
そらが空を見上げると、ソフトクリームに似た雲が流れていた。
「友達がいらない訳じゃない…1人は嫌だよ…何かの形になれるなら…人になって私の友達になってくれたらいいのに…」そらは空を見つめてそう言うと、ポロッと涙をこぼした。
しばらく上を向いたまま泣いていると、空から何かが落ちてきて、そらの上に落ちた。

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