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サイ=アラン(第2世)?-1

[411]  サイ=ノート  2009-04-25投稿
2,脅威
 ベノムが世界中にまわり始めたのは今から5年前のことだ。あくまでまわり始めたのであり、ベノム自体は遠い昔から存在していた。エターナル大学はこれの為に改築された学校である。ベノムは今では世界的問題となっているので、エターナル大学ベノムに関しての権限は行政のそれに近い。故にトロイモクバが恐れているのは行政よりもむしろエタータル大学の方なのだ。
「人体に合う酸性濃度は…」
Prodigy Roomから聞こえるサイの声はいつもこんな感じだ。まさに研究の虫である。サイの最近の生活は親友のレイドと話すか、研究するかだけなのだ。本当に、栄養のあるものを食べてなく、最近食べた一番栄養のある物はカップラーメンと言うほどだ。流石に心配になったレイドは(無論レイドも同じように研究熱心だが)、気分転換に釣りにでも行かないか、と誘った。この二人の釣りというのは、大物を釣るのも、それで生計を立てるのも、目的ではなかった。自慢ではないのだろうが、この二人が半日釣りに行って持って帰ってくるのはせいぜい小魚2、3匹程度であった。つまり、それ自体に何の意味も無いのだ。唯二人きりで話すのが目的なのだ(何故釣りなのかは解らないが)。そうして1段落話が終われば帰ってくる…親友だけあり、それだけで楽しいのだろう。

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