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七つ目の七不思議?

[675]  彩茶  2009-04-27投稿
美映は愛子をチラリとみると目をそらし、自分の席に向かおうとした。が、愛子が美映の腕をつかんで止めた。
「ちょっと、何無視してんの?」
「えっ…別に無視なんてしてないけど…」
美映はおどおどと答えた。
「…まあいいわ。じゃあ、今日もジュース買ってきてよ。」
愛子が教室のドアを指差して言った。
愛子は美映を高校入学時から嫌っていて、まるでイジメをするように、美映をパシリに使っていた。
「でも…今月はもうお小遣いが残ってな…」
美映が言い終わるより先に愛子は美映を突き飛ばし、美映は後ろにあった席に大きな音を立てて崩れ落ちた。
「逆らうんじゃないよ!このクズが!」
愛子が美映を見下ろしてそう言うと、美映はカバンを持つと、教室から出て行った。
周りのクラスメートが愛子に注目していると、愛子は睨むように教室を見渡した。
「何みてんのよ!」愛子が怒鳴ると、クラスの生徒は一斉に目をそらした。愛子には誰も逆らえないのだった。

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