LOVE&STAR〜恋の光 6
―放課後。
私とミサは、軽音楽の部室へ行った。
「今日の朝礼、何なんだろうねっ。安藤の奴」
今さらのように、ミサは思い出した。
「あと、この時計ね」
私はポケットにしまいっぱなしな時計を取り出した。
「よっ」
ふと、視界が暗くなった。
「誰ー?!」
「放してよっっ」
視界が明るくなった。
「わわっ、先輩…」
「先輩にそんな言葉、いいのかなあ〜??」
高杉先輩が、意地悪そうに言う。
「スミマセンっ」
ミサと私は、ペコペコと頭を下げた。
「いえいえ。こっちも悪かったし。そこまでは」
と、神谷先輩。
「ん?何持ってんだよ?」
高杉は強引に、私が持っていた時計を奪った。
「時計…?」
高杉先輩は、時計を光にかざした。
「うっ…」
とたんに、神谷先輩は大勢を崩し、よろめいた。
「レン?」
「あっ、いや…。ちょっとトイレ行って来るわ」
「お…、おう」
ミサと私は、顔を見合わせた。
「…にしてもさ」
高杉先輩は、私に時計を返した。
「ボロすぎね?」
「そうなんですよ。友達に貰ったんですけど、その友達も変わり者で…」
私はそう言うと、時計をポケットにしまった。
「はい、そこに直れー」
軽音の顧問、丸山(先生)が来た。
彼は元ヤンで、今はプロ級のギタリストとして活躍中。
そんなプロが、
訳が分からないが
ここの顧問を務めている。
部員は皆、それぞれの列に並んだ。
この教室には、ホワイトボード以外は何も無い。
感想
感想はありません。
「 YUNA. 」の携帯小説
- ?Rain LOVE〜華炎8?
- ?爆弾MYらいふ?孤立な子視点。
- ?Rain LOVE〜華炎 7?
- ?Rain LOVE〜華炎 6?
- ?Rain LOVE〜華炎 5?
- ?Rain LOVE〜恋ノ友 4?
- ?Rain LOVE〜恋ノ友 3?