携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ホラー >> もぐもぐ、ごくん。

もぐもぐ、ごくん。

[974]  拾諸填  2009-05-17投稿
マルクスさんちのポトフはひと味違う。
今日も一人分、小さな鍋に入れてもらって持ち帰り。


小さな我が家の小さな食卓。
鍋の蓋を開けて、そのままぼくは「いただきます」。


もぐもぐ、ごくん。


うん、うまい。
そこでぼくは一番好きなソーセージにフォークを刺した。


ゴリッ。


あれ?何かおかしい。ソーセージの中に芯がある。
見るとそれはよく煮えた人間の人差し指で、芯だと思ったのは骨だった。
うっかり者のマルクスさんが、慌ててソーセージと間違えて入れてしまったに違いない。


もぐもぐ、ごくん。


うん、やっぱりマルクスさんちのポトフはひと味違う。

感想

感想はありません。

「 拾諸填 」の携帯小説

ホラーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス