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NEXT-VAMPIRE 〜降臨〜

[621]  齋藤 翼  2009-05-26投稿
ある日、ヴァンパイアが地球に下り立った。
「次は人間からリーダーをつくる」
『おい、止めた方が良いぞ。人間は俺らの事を何も知らず、ナラトゴ(嘘)情報を組み込んで映画や小説等を作っている』
「だから良いんじゃねぇーか」
『どこが良いんだよ!』
「まぁそう怒鳴るなって…。人間からナラトゴ(嘘)情報を全部聞き出してその通りに過ごせば、人間を騙せるぞ」
『よく言ってる意味が分らない』
「だから例えば、“太陽の光を浴びると死ぬ”、これは残念ながら間違いだ。ナイトエナジー(夜の力)が無ければ死ぬが、あれば死なない。」
『なるほど死んだフリをするんだな。』
「そういう事だ。早速行くぞ。」
『でも今はまだ夜だ…誰も外には居ない。』
「ナイトエナジー(夜の力)をためるんだ。」

そして午後二時、二人の活動は始まった。
「行くぞ」
『待って』
「………」
『死んだフリをしてどうするの?』
「心配して近付いて来たところを襲う」
『その後は?』
「ファマミンチ(霊術の一。空中浮遊。)だ。」
『人間に見つかったら?』
「リジアマ(霊術の一。瞬間移動。)だ。」
『それじゃファマミンチ(霊術の一。空中浮遊。)をする前にリジアマ(霊術の一。瞬間移動。)をした方が良くない?』
「いや、そうしたらマスコミが取り上げないだろ。ニュースに報道させるんだ」
『なるほど、それで俺らの存在に気付かせるという訳か!』
「そういう事だ」
『報道されなかったら何度もやるのか?』
「当たり前だ!」
『よし、それじゃ行こう!!』


〜完〜

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