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導き 17

[386]  2009-05-28投稿
アルは一言も喋らず歩き続けた。
花畑を出て森え入っていった。
しかし、本当にいいところだ。
今まで都会に住んでいて俺はあまりこうゆうようなところを見たことがない。
人はいなく、勿論車も通っていない。
自然に囲まれてとても落ち着く感じがする。
もしかしたら、ここが自分の本当の故郷だからかもしれない。
また、突然アルが止まった。
アル「少し休憩するか?」
そういえばもうかなり歩いたような気がした。
海斗「大丈夫だよ。まだいける。」
梓「私も」
アル「わしは疲れた。」
アルは近くにあった大きい石に向かってゆっくり歩いていった。
海斗「なんだよ?もう疲れたのか?」
アル「海斗よ…年寄りはいたわるものじゃ。」
梓「まぁ無理ないわね。じゃあ休憩しましょう」」
アル「うむ。そうしよう。海斗、お前にも話しがあるしな。」
海斗「話し?何だよ?」
アル「まぁ慌てるな。時空間を移動して疲れたんじゃ。それにもう歳だしのう。少し寝かしてくれ。」
アルはそのまま横になり、眠ってしまった。
海斗「歳って…今何歳なんだよ?」
梓「教えてあげるわ。確か785歳よ。」
海斗「…………」
梓はスラッと言った。
梓「この人ほど師に相応しい人はいないわ。」
俺はアルを見つめた。驚きで声もでなかった。

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