ほんの小さな私事(9)
と、いうことで、弓道部の面倒は、山崎先生が引き受けてくれる事となった。
先ほど、瀧口先生が道場を管理していると言ったのは、道場の更衣室などの施錠がしっかりされているかなどの最終確認をしているだけで、道場内の清掃を含め、実質的に管理しているのは、山崎先生という事らしい。
「入部者が来るとは思っていなかったで、道場は日頃から清掃しておるが、色々と支度しておかないとならんだろうて。ワシが今日、そのあたりをやっておくでな。また明日、改めて道場においでなさい。」
彼はそう言うと、瀧口先生に軽く会釈し、私にニコリと笑みを見せ、奥の道場へと去っていった。
「良かったな。一応、部員が居ない手前ということもあって、一時、取り壊しの話しも出ていたからな。」
「そうなんですか。」
何はともあれ、部員が私だけという不安もあるが、弓道部に所属できる事になったのを、今は喜ぶべきだろう。
先ほど、瀧口先生が道場を管理していると言ったのは、道場の更衣室などの施錠がしっかりされているかなどの最終確認をしているだけで、道場内の清掃を含め、実質的に管理しているのは、山崎先生という事らしい。
「入部者が来るとは思っていなかったで、道場は日頃から清掃しておるが、色々と支度しておかないとならんだろうて。ワシが今日、そのあたりをやっておくでな。また明日、改めて道場においでなさい。」
彼はそう言うと、瀧口先生に軽く会釈し、私にニコリと笑みを見せ、奥の道場へと去っていった。
「良かったな。一応、部員が居ない手前ということもあって、一時、取り壊しの話しも出ていたからな。」
「そうなんですか。」
何はともあれ、部員が私だけという不安もあるが、弓道部に所属できる事になったのを、今は喜ぶべきだろう。
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