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とびら4

[358]  ルイ  2009-06-10投稿
「逃げろ。」

佐原くんが、アタシに言った。

「足が動かない」

泣きそうな声でアタシは、言った。

「ったく。」

彼は、少し不満げに言った
「行くよ」

アタシの手をつかんで、後ろに逃げた。

「ひゃあ」

足速すぎ。れいは、佐原くんに

「あれ、何?」

「詳しい事は、後。」

ピタッ。突然佐原くんが止まった。

佐原くんは、地面に手を置いた。

何するんだろ? れいは、不思議そうに

彼を見た。

「我 継承者に よる 誓い

汝の 願い かなえたらん

精霊 の ごとく

星々の 誓いにて」

ゴーー。地面から 風が

わき上がってきた。その風
の中に剣が現れた。

佐原くん。君は、何物?

後ろから、さっきのクモが
現れた。佐原くんが踏み出た。

バシュ。クモの足が三本切られた。

うわっ。グロい。れいは内心そう思った。

佐原くんが、剣を両手で振った。

クモが真っ二つになった。
と思いきや、クモは、また
生き返った。と思いきや

口から光線出してきた。

佐原くんは、避けたものの
アタシに向かって来た。

ヤバイ。アタシは、目を閉じた。

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