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真実 13

[339]  彰子  2009-06-10投稿
 淳の家では着々と新築購入に向けて進められていた。いつもの事だが、美佐が話を進めると必ず業者とのトラブルがあり、その後を収めるのは、淳だった。  淳はいちいち、その成り行きに腹が立ったが、いつまでも美佐に愚痴を言われる事の方が耐えられない。 結局、新築の家を購入しようと言う話からそこへ引っ越しまでに1ヶ月しかかかず、今思えば、何もかもが早すぎた。
 貯金も無く、フルローンで、中古の家の残債と合わせ、諸々の費用も入り5000万という借金になった。給料の3分の1を費やす事になる。美佐は「私もパートして家計を助けるから」なんて微笑んだりするが、自分達の間柄は、そう言い合える仲ではない事は自分達がよく知っている…。 セックスも必ず1ヶ月に1回美佐の方から要求してくる。淳が浮気をしていないかのチェックらしい…。 淳はそんな関係の保ち方に不満はあったが、しないとしないで必ず意地悪な仕返しがある…、とりあえず顔を見たくないので、簡単にキスをした後、美佐を後ろ向けにし、愛撫もせず、後ろから自分を突っ込むと、自分の手で根っこをつまみ感じて、すぐにイクのだ。美佐の方も自分の身体のどこでも淳の出されるものが嫌で「ティッシュに出してよ」と言う。そんな間柄だった…。

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