携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ノンジャンル >> 人生の味[3]

人生の味[3]

[408]  ニコル  2009-06-12投稿
学校が終わった帰り道、僕は歩道沿いに一輪だけ白い花をつけた樹木をみつけた。


しばらく見ていると、ふいに後ろの方から声が聞こえてきた。


「それはなぁ、ニセアカシアって言うんだ。」

ふりかえると白い髭を生やした、八十歳前後のおじいちゃんが立っていた。

「ニセアカシアの木は、六月初期に花をつけるから、今ごろはもう散り終わってしまっているはずなんだがな。」

「どうやら、開花を逃した一輪が、今頃遅れて咲きだしたみたいだなぁ。」
おじいちゃんは少し笑いながら言った。




僕は小さく頷いてそのまま歩き出した。

感想

  • 42060:シメが少し物足りなさを感じさせますね。「僕は小さく頷いてそのまま歩き出した」だとそれまでの文章との関連性がなくても、通用しますからね。「ニセアカシア」の話しで伝えたい要素が、分かりにくくなりますよ。[2012-04-02]

「 ニコル 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス