記憶4
彼女の目の奥の光は
変わっていた
恐ろしい程にギラギラと
光り、俺だけを見ていた
「ねぇ、みゆの事
愛してると言ってよ」
霞んでた視界が晴れた
ような…モヤモヤが消えた
「思い出した…」
胸の奥がざわざわした
思い出したくなかった
そう思った。
「俺は…
お前に殺された…」
口にしたらフラッシュバックの
様にその光景が浮かんだ
彼女とは違う女性と
歩いている自分、
とても幸せそうだ
二人の左の薬指には
キラキラと光るものがあった
そこに彼女…
みゆが現れた
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