姫乃苺の非日常4
次の日の休み時間。
俺は、同中だった川島と今日知り合ったばかりの相田と喋っていた。
すると、相田がいきなり姫乃の事を話し始めた。
なんでいきなり…と言う突っ込みにお構いなしに淡々と話していった。
「姫乃と俺は同じ中学で三年間同じ中学だったんだけどよ、あいつ、かなり謎が入ってて、中学では友達らしい奴も居なかったし、重要な話以外はだっーれとも、口聞かなかったんだよ」
川島は「ヘ〜」とのんびり顔で相田の話を聞いていた。
実際の所、俺も姫乃について知りたかったが、こいつが話すと何故かあくびがでる。
まぁ、それはさて置き。
「んでよ、中学でも問題児だったんだよ、上級生の男三人と一人で殺り合って勝つは、校庭になんか変なサー…クル??みたいな奴を書くわ」
は〜とため息をつく。
よっぽど被害が合ったんだな…相田よ…。
「でもあいつ顔可愛いじゃん??」
「それは認める。」
と、俺。
川島も「うんうん。」とうなずく。
そこはやっぱ同意見なんだな……。
「中学でも何十人者奴等に告られるんだけど全部断るんだよ。でよ、告白してフラれた奴にどぅ言われたか聞こうとしたらそいつはいきなり泣き出して三日間学校を休みやがった……」
しんみりと話す相田を見て、俺は顔を引きつらせる。
「姫乃はどんなフり方をしたんだ…」
「それは姫乃苺の七不思議の一つだよ…」
「七不思議あるんだ〜。すごいね、姫乃さん」
アハハーと呑気に笑う川島は置いといて。
「でもあいつ、頭も良いんだよなぁ。高校受験でもトップで、スポーツ万能。中2の頃、めちゃめちゃ強いらしい大学生野球チームとやって、姫乃が圧勝したらしい…」
ヤベェ。それヤベェ。
「それに意外に…スタイルいいんだぜ…」
ぼそりと呟く相田。
変態め。
姫乃の話で盛り上がり、休み時間が終わった…。
あの自己紹介から、一日がたった。
川島が言ってた通り、話しかけて来る女子をガン無視する姫乃はずっと窓の外を見ていた。
滑らかで透けるような肌が、日光に照らされて何故か色っぽく見えた。
「…よし!」
俺は、次の休み時間で姫乃に話しかけると決意をした。
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