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…生と死…7

[467]  まこ  2009-06-14投稿
…屈辱…

私は一か月の間考えていた…
その間…先輩からも連絡があった。「アンタの変りにりえが仕事したり、他の子が仕事してるんだけど、みんな迷惑してる。」という電話だった…

みんなは私が自宅謹慎になっている事を知らないのか…?。
一方的に切られ話す事もできなかった…
あそこにはもう帰る事も、私の居場所も無い。

もう、行きたくない。

しぶしぶ、荷物を取りに寮に行った…。

久々に入った部屋は以前のままだった。

鞄に全ての荷物を詰めていると、りえが入ってきた………

「本当にやめちゃうの?」

彼女の心情がまるで理解できなかった…。
辞める事の確認していたのか…?

最後に医院長に鍵と保険証を渡しに行った…。

「預かっておくが、もう一度良く考えろ。帰ってきても良いんだぞ。」

「何も知らない癖に…話も聞かずに…よくそんな事が言えるな!!先輩にはいびられ、腐ったみかん扱いされて…そんな所にどーして帰れる!!!?」

私は院長に泣きながら怒鳴って帰った…

私が悪いのか…?寮に居なかったから?
ただそれだけで…?だか、私が受けている事はそれよりも酷い事に思えた。

一か月経ち父、母と三人で話し合いの為、病院に向かった。

事務長が冷たい目で私を見る。
事務長「辞めてもらっても…変わりが居ますし。」
医院長「辞める事は簡単。だけど、続けて行けそうなら帰ってきて、頑張れんか?」
私「もう。辞めたいんです…」
父は少し黙りながら…
急に立ち上がった…

しゃがみ床に頭を付け土下座をしながら謝った…父「続けさせてください」

私「辞めて!!そんな事してまでこんな病院に居る事ない!!」

父「約束を忘れたのか?逃げて帰ってきても家の敷居はまたがせんぞ!帰ってくるな!」

母は泣いていた…

少し会わない間に父の厳しさを忘れていた…。


何も言えなかった………

前より酷い日々が私の心を突き刺す…

痛みは無い。

「よく戻ってこれたね。どういう神経?」…冷たい視線…。無視…。

悲しい事にいつの間にか慣れていた。

辛い時期はやがて過ぎて、それも思い出に変る時が来る。
楽しい事は、すぐに忘れてしまうが、辛い事は覚えていていつか自分の糧となる…。

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