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記憶5

[411]  あみ  2009-06-14投稿


みうは手にナイフを
持ちながら意味深な言葉を
ブツブツと呟いていた


みうはナイフを振り上げ
俺に襲いかかってきた


いや…みうが襲いかか
ったのは俺の隣にいた
彼女だった



だんだんと額に汗が
滲み出ているのがわかッた



俺は彼女を庇った
そして…



「ねぇ、みうのこと
愛してるって…
言ってくれないの?」



俺の回想はみうの
言葉によって遮られた


「みうが…みうが…
お兄ちゃんのことを
殺してしまったから?」



そうだ、そうだった
みうは俺の妹だったんだ。


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