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Invisible Answerer -ep3-

[610]  へたれもち  2009-07-10投稿
「…貴女の目的は?」

警戒心を解かずに、
威圧感感じさせない
ように話し掛け続ける。

「目的?そんな事
言われましても…私は
気が付いたらここに。」

同じ…か?ならば腕輪と
首輪は…着いてる。
後は端末機の確認か。

「なら、端末機を持って
いますか?
携帯電話位のサイズで、
妙なものを。」

龍堂はリュックから、
端末機を取り出した。

「これでしょうか?
電源を入れたら、
Gunnerって表示される
この端末機ですか?」

「Gunner?僕はAnswerer
って表示されますが?」

解答者と銃撃者…何を
意味するのか…
役割でも決められている
のだろうか?

条件に影響する可能性が
高いのだろうか?
自分の条件は…貴方の
答えを見つけろ…?

…とりあえず、条件に
関しては触れない方が
いいかもしれない。

「龍堂さん、とりあえず
移動しませんか?」

少しの間、悩んでいる…
当然か、見知らぬ男と
一緒に行動する事は
しなさそうだ。

そう見えたが、何か納得
したような表情をする。

「解りました…
行きましょう、他に私達
みたいな人もきっと。」

他に…か、あまり歓迎は
出来ないところだな。

コンクリートに響く
僕達の足音…マップを
見るかぎり、この建物は
かなり広い。

マップが無ければ、
途方に暮れていたな…。

「?神崎さん…今、悲鳴
が聞こえませんでした?
多分男性の…。」

「…来る…おそらくは
走っているが…妙だ、
足音がばらついてる。」

足音から推測すると、
どちらかの脚を
負傷している可能性が
高いな。

「行きましょう、負傷
してる可能性が高い。
何か起きてるかも
しれません。」

音のする方角に僕は走り
出した。手遅れかも
しれないが、情報を
収集にはなるはずだ。

十字路に差し掛かった…
僕は十字路の手前で
止まり、息を殺した。

「はぁ…はぁ…な、何か
ありました?」

龍堂さんが追い付いた
時、男性が左足を
引きずり走っていた。

「大丈夫ですか?
何がありました!」

「た、助けてくれ!
や、奴が…奴が俺を殺し
に来るんだ!」

殺しに?馬鹿な…開始
までまだ、二時間は
余裕がある。まさか…

「手遅れ…か。」

あれが本当なら…この人
はもう助からない。

もう一つ音が聞こえる…
機械音だ。

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