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青い瞳の転校生 第4話

[434]  内田俊章  2009-08-09投稿
転校生 4

 するとスージーも、英語で自己紹介をして、笑顔で右手を差し出してきた。

 「マイネームイズ、スージー・ブラウン」

 隆は、頭をかきながら右手を出し、スージーと握手をした。

 隆は、こんな身近で外人と会い、ましてや言葉を交わすなんて、想像もした事がなく、顔が火照るのを感じた。

 「スージーさん。隆はね、さっき『英語で自分の名前を言うのに、何て言うんだ』って聞いてたのよ!」

 「ひとみ、余計な事を言うなよ!」

 隆は、一層顔を赤くして言った。

 「ヒトミさんと、ミウラ君は、仲が良いんだね!私も仲間にして下さい」

 「全然OKだよ。ねっ、隆!」

 「ああ、俺も、全然OKだぞ!」

 「でも、スージーさんって……」

 ひとみが話をしようとすると、スージーが、それを遮って言った。

 「あのね。『さん』を付けるのやめて欲しいな。前の学校でもそうだったから!」

 「そうだよな!テレビでも映画でも、外人は皆、呼び捨てだよな」

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