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リレー小説「楽園」【最終回】:ゆな

[766]  ゆな  2009-08-10投稿
リレー小説【楽園】
第三部【最終話】


小石のスベテのムク言葉には悩みません。

ムクは心の中で願いました。

それは道化師がムクに辿り着くよりも早く。


『この世界に平和と安らぎがきますように。』


すると、どうでしょう道化師は意識を失い倒れ込みました。

数秒の時が流れたのでしょうか。

気を失っていた道化師が目を醒ますと姿が変わっているではありませんか。

それはそれは綺麗な瞳の少女です。

ムクは声を出して尋ねました。

「名前…は…何?」

道化師だった少女は、ぼーっとしたまま答えました。

「…ジュン。

純粋のジュン。」

ムクはジュンに手を差し延べました。

そして、長い髪の男を2人で見つめました。

長い髪の男の異様なオーラは消えていていました。

いえ、長い髪の男の姿すら消え始めています。

スベテは言いました。

「ムクの願いは正しかったのよ。

男は悪。

平和な世界にはいられない。

だから、消えてしまうの。

悲しいことだけど良いことよ。

そして

ムク、ジュン、良く聞いて。」

小石のスベテの声は真剣です。

「ムクな心を持つ少年。

純粋な心を持つ少女。

2人はこの言魂の丘で出会ったのは必然。」

ムクとジュンは顔を見合わせます。

スベテは話し続けました。

「時計はもうこの世界には必要ないものよ。

時計をどうするかは自由よ。

そして、これからどうするかも自由よ。」

ムクは声に出して答えました。

「時計は大切。

でも、あると危険。

だから、ここに言魂の丘に埋める。」

そう言って、時計を1本の桜の木の下へ埋めました。

ジュンも手伝います。

そして、ムクはジュンとスベテに言いました。

「3人でおばあさんのところ帰ろう。」

その言葉にスベテとジュンは賛成しました。

それと同時に竜巻が起こり、あっと言う間におばあさんの元へ。

おばあさんは何も言わずムクとジュンとスベテを家に入れ、あたたかいご飯を作ってくれました。


【終わり】

感想

  • 16948: 翔:純粋無垢のムクとジュン。よく考えたね。さすがです。脱帽。 [2011-01-16]
  • 16969: 翔さん。ありがとうございます!!ゆな [2011-01-16]
  • 16995: すごいです♪感動…あとがき明日投稿します…少しお待ちを!木村 [2011-01-16]
  • 16999: 木村さん。お願いします☆ゆな [2011-01-16]
  • 17010: ゆな!ありがとう☆木村さん!宜しくね〜シャイン [2011-01-16]
  • 17017: 投稿しました♪文章ぐちゃぐちゃ…読書感想文みたいに [2011-01-16]
  • 17018: なってしまいました…すみません(:_;)木村 [2011-01-16]
  • 17023: ありがとう木村さん☆シャイン [2011-01-16]
  • 17035: 面白かったです!凄く好きな作品でした!!明 [2011-01-16]
  • 17037: 最高のエンディングです?道化を救ってくれてありがとう? [2011-01-16]
  • 17039: #さん!ありがと☆みんなの気持ちがひとつになれました [2011-01-16]
  • 17043: ジィーコ:純粋無垢な心が楽園を造り上げたと言うわけですね☆ [2011-01-16]
  • 17044: 皆さん本当にお疲れ様でした。次回のリレー小説も楽しみです☆ [2011-01-16]
  • 17048: 皆様有り難うございます。これからもよろしくお願いします。ゆな [2011-01-16]
  • 37883: る?いきなりの人気?誕生日おめでとう姫♪シャイン [2011-01-16]

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