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友恋 第3話

[350]  キュウリ嬢  2009-08-11投稿
−絆の深さ−
未玲は、5時間目の授業の時間を屋上で過ごした。
未玲は、空を見上げ、響子のことを考えた。
どうして響子は、あんな風になっていたのか。
考えると、響子が言った言葉が頭の中を過ぎる。
未玲は、溢れ出る涙を手の平で拭き取った。
すると、屋上に誰か来た。
未玲は、急いで隠れた。
見るとそこには、茶髪で少し長い髪に、ワックスがかかっている、少し背が高い男がいた。
その男子は、自分を見つめていた未玲に気付いた。
「おいっ。そこにいる奴、隠れてねーで出て来いよ。」
未玲は、自分のことに気付いた彼に驚いた。
未玲は、少し間を置いてから言った。
「あんた何してるの…?」
未玲は、彼に問い掛けた。
「俺かぁ?俺なぁ…さっき振られたんよね〜♪だから屋上にでも行ってゆっくりするかぁ…みたいな感じ!お前は?」
彼は、未玲がした質問を普通のことのように答えた。
「私は、友達とケンカしてここに来たの…」
未玲は、ゆっくり深呼吸して答えた。
すると彼は、こう言った。
「そうかぁ…だったらこんなとこにいたって無駄なんだし、いっそ先に謝ったほうがスッキリすんじゃね?謝っても許さないならそいつは、そんぐらい小さい奴だってことだし」
彼は、私にちょっとしたアドバイスした後、屋上から出て行った。
彼の言葉は、他人にとってちょっとしたアドバイスだけど、未玲にとって、とても大きなものだった。
未玲は、走りだした。
そしてついた先は、響子。
息を切らし響子に言った。
「響子っ!…さっきは、ごめん!!」
未玲は、深く謝った。
すると、さっきまでキツイ目をして睨んでいた響子の目から涙が流れ出た。
「私が悪いのに…。未玲っ!!ごめんなさいぃ…」
二人は泣いたり笑ったりして絆というものが深まっていくことに気が付いた。

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