携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> 青い瞳の転校生 第14話

青い瞳の転校生 第14話

[314]  内田俊章  2009-08-21投稿
ときめき 7

 「何が有ったの?ワタシ、何か悪いことをした?ねえヒトミ」

 スージーが心配そうに言うと、ひとみも首をかしげながら言った。

 「私にも分かんない!あんな隆を見たの、初めてだよ」

 5人は、口々にそう言いながら、又海へ入って行った。


 隆は今まで、クラスの女子を“異性”として、見たことが無かった。

 クラスのほとんどが、幼稚園からの友達で、男女の違いを、意識したことが無いのである。

 ところが、クラスメイトより、一回り体の大きい“スージー”が転校して来てから、雰囲気が変わった。

 誰よりも背が高く、足が長い。

 隆たちより2・3才上の“中学生です”と言っても、誰も疑わない感じだった。

 それでも、幼馴染みのひと親しくなり、自然に、隆も一緒に遊ぶようになっていた。

 今日も、その延長ではしゃいでいたのだ。

 ところが、スラリとした体に“ピタリ”と貼り付いた、青い花柄の水着姿は、同級生とは思えず、年上の女性に見えた。

感想

感想はありません。

「 内田俊章 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス