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ユニゾンハーツ ?−6

[337]  ラスティ  2009-08-23投稿
関口は振り上げた刃をそのままにして達也を見ていた。
おそらくシャドウ・スピリットであるヒビキの存在に気付いていなかったのだろう。

ヒビキ
『行くよ……達也
私の言う通りにして…いい?』

達也
「わかった…ヒビキ」

そう言うと僕はヒビキの指示を待った。
そして………

ヒビキ
『まずは……刃からやるよ!』

達也
「わかった!」

ヒビキは‘フレイム,と呟くと剣が真っ赤に染まった。

ヒビキ
(もし…あいつがあの薬で変化したのなら……これで!!)

達也
「ハッ!!」

達也は剣を両手で持つと上段から一気に振り下ろした。
真っ赤に染まっていた剣は軽く刃の腕を切り落とした。

関口
「グアァァ−−−!!」

ヒビキ
(やっぱり……間違いないあの薬だ…!!)

悶え苦しんでいる関口は残っている腕で達也を殴ろうとしたが……

ヒビキ
『伏せて!達也!!』

達也
「ッ……!わかった!!」

即座にその場に伏せた達也の頭上を関口の腕が横切った。
すぐさまヒビキが達也に指示を出した。

ヒビキ
『そのまま振り上げて!!』

それを聞き、達也は剣を下から振り上げた。
殴ろうとしていた腕は肘から下が失くなっていた。

関口
「ナ、ナゼ!!ナゼ…ダ!!
キサマ……ハ…ジンゾク…ノハズダ!!」

達也
「普通の人族じゃないだけだ!!」

関口
「グッ……!」

関口は距離をとると自分の前に魔法陣を展開した。
会長の時と同じく砲撃魔法の魔法陣であった。

関口
「シネェェ−−−−!!」

ヒビキ
『達也!手を前に出して!!』

達也
「わかった!!」

達也が手を前に出すのを確認するとヒビキは術の詠唱を始めた。

ヒビキ
『銀色の壁よ……我らを護る盾となれ…!シルバーウォール!!』

そう唱えると手の前から銀色に輝く壁が達也の前に現れた。
砲撃魔法はその壁に当たると四散した。

関口
「ナッ!!バカ…ナ!」

ヒビキ
『あんたの魔法の属性は知ってんのよ!……もちろんあの薬のこともね!!』

ヒビキは真剣な眼差しでそう言った。

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