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ユニゾンハーツ ?−9

[352]  ラスティ  2009-08-23投稿
関口
「バカ…カ…キサマハ…ジツダンハ…ツウジナイゾ」

裕也
「実弾はな……でも魔力弾ならどうだ?」

そう言うと裕也は左手に持っていた銃を腰の左のホルスターしまうと右のホルスターから銃を取り出した。
その銃にもナイフが装着されておりさっきの銃よりも少し大きめの銃だ。

裕也
「こいつは俺が作った銃でね。
魔力弾が18発装填で魔力弾は1発につき5回も撃てる代物だ」

関口
「ナッ!?…ツマリ……」

裕也
「そう…お前の硬い皮膚を貫くにはもってこい銃ってわけさ。
まぁ、10回分…つまり2発をお前にぶち込めばいいだろうな」

そう言うと裕也はその銃を関口に向けた。

裕也
「もう一度聞く…言い残すことはあるか?」

そう言われ関口は不敵に笑い出した。

関口
「フッ……ハハハハ!!マァ…イイサ……オイ!!…キリハラ!!」

自分の名前が呼ばれ僕は関口の方を見た。

関口
「キオツケルンダネ…キリハラ…キミタチハ…ネラワレテイルンダヨ……」

ヒビキ
(君たち……まさか……)

達也
「何に……狙われてるだよ!?」

関口
「イズレワカルヨ……フッハハハ…ハハハハハ!!…ハハハハハハハハハ!!!」

バァン!! バァン!!

笑い続けていた関口に裕也は容赦なく引き金を引いた。
頭を撃ち抜かれたその巨体はゆっくりと地面に倒れた。

裕也
「うるさいだよ……」

そう言うと裕也はその場に座り込んでしまった。
どうやらかなり無理をしていたようだ。

ミサキ
「裕也さん!!」

それに気付いたミサキは裕也に駆け寄って行った。

ミサキ
「大丈夫ですか?」

裕也
「これが大丈夫に見えるか?」

ミサキ
「い、いえ……」

ミサキはその場にしゃがみ込むと回復魔法で裕也の足を手当てし始めた。
そこに会長とリティアがやって来た。

真司
「大丈夫か?二人とも?」

裕也
「なんとか……大丈夫です」

ミサキ
「私も……」

そう言っている会長たちを見ていた僕は急に目の前が霞んできた。
今になってユニゾンした疲れが出てきたのかもしれない。
なんとか意識を保とうとしたが立っているのも辛くなり僕はその場に倒れ込んでしまった。

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