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DRAGON LOVER 14

[380]  木村蜜実  2009-08-23投稿
変わり果てた龍族の村。
ここにライアン達が捕われてる…。

「エリン、ここで見張っててくれ、先にライアンの所行ってくる。」

「え〜!あたしも行く〜怖いもん!」
(お前の力の方がよっぽど怖ぇよ…。)
駄々をこねる。足をバタつかせ騒ぐ。

「ばかっ!うるさっ!気づかれるだろ!」

「だって〜。」
瞳をうるうるさせて僕を見つめる…。可愛い過ぎて何でも許してしまいそうだ。

「いいか、すぐ戻るから、エリンなら大丈夫だろ?少しなら待てるだろ?」

「……みっき〜」

「えっ??」

「みっき〜に会いに連れてってくれるなら待つ!!」
(誰だよみっき〜って……?)

「わかった!わかったからココにいろ、いいな。」

「やった〜♪いい子で待ってるね♪」

ニッコリ笑うエリンはホント可愛い…。
(俺…エリンにハマってるな。)

ワープして、ライアンの元へ。
床に寝そべるライアンの肩を叩き起こす。

「ハーン!」

「ばか!声デカイ!とりあえず出るぞ!」
肩を掴んですぐエリンの元へ戻る。

「ありがと…助かった。」

「いいんだ。さぁ、奈々ちゃん助けに行こう。グリフォン達を倒さないと奈々ちゃんの所には行けない…。魔力全開で行こう。」

「そうだな…。グリフォンは全部で6人。行けるか?」

「………あたしやだ。」

僕らはエリンを見る。何やらご不満のようだ…。

「やだって…。何がやなんだ…?」

エリンの瞳が龍の目に変わる…。そして…。段々龍の姿に…。

「グリフォンはあたしがやる…。あたしの体をキズつけて…。許さない…。」

ゾワっとした…。と同時に嫌な汗…。

「乙女の怒りを思い知れ〜!」

龍になったエリンはグリフォンを倒しに飛んで行った。

僕とライアン…。
ボー然とする…。

「お前…。よくあんなのと付き合ってんな…。」

「そんな事聞くな。普通の時は可愛いんだ…。」

エリンの力はすごい。
とゆうか、グリフォンを食べてしまった…。

「おい…。食ってるぞ。」

「何も言うな…。俺は何も見てないぞ…。」

僕等は思わず後ろを向く。
龍族の魔力はすごい。
真のペンドラゴンになったら、もっと凄いんだろうと、身震いしてしまった。

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