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DRAGON LOVER 15

[393]  木村蜜実  2009-08-23投稿
あっとゆうまにグリフォン達を消したエリンは、元の姿に戻り、ニコニコ戻ってきた。

「あ〜スッキリした♪」

女ってわからない…。

多分ライアンもそう思っただろう…。

「さっ♪奈々ちゃん助けに行こ♪」

「あ…あぁ、そうだな、行くか。」

僕等は奈々ちゃんが捕われている場所へ行く。
ドアを開けるとそこには誰もいなかった…。

「なんだよ!いねぇじゃねぇか!」

ドアを蹴り、苛立たせるライアン…。
僕は嫌な予感を感じた…。

「王のところ?」

3人顔を見合わせた。
と、同時に目の前に死神が現れる。

「早く!王の所へ!」
僕等をマントで包んで、死神は王の元へ…。

王の所へ辿り着くと…。ばあさんが王と話しをしている。その横には奈々ちゃん…。

「この子を帰してやってくれないか…?記憶を消すとゆう条件で。」

「シヴァ、お前のゆう事は聞けぬ…。ライアンもその娘も消さねばならぬ…。掟破りだ…。」

「ゼウス(王)、掟はおぬしが勝手に作った事…。人間との恋は大目に見てやれんかのう…。」

「何を言っても無駄だ。気は変わらぬ。」

「頑固なじいさんじゃのう…。」

そう呟くと、ばあちゃんは龍の姿に変身をした…。

初めて見るばあちゃんの変身…。それはエリンの背中に浮き出た龍の姿そっくり…。

「ペン…ドラゴン…。」
エリンが呟く。

「シヴァ…まさか貴様…。」

「わしの本当の姿じゃ…。おぬしが最も恐れる姿…。」

ばあさんも…ペンドラゴンだった…。
そうか、ばあさんはもう5千年近く生きている。

ばあさんがペンドラゴンでもおかしくない…。

王は怯み、怯えた顔をした…。

「……わかった。ライアンとその人間の事は任せよう…。しかし、貴様がペンドラゴンだったとは…。」

どうやら、王はばあさんに手を出す事はないみたいだ。

元の姿に戻り、ばあさんはライアンに手招きをした。

「ライアン…。この子は気を失っている。抱き抱えるのじゃ…。」

「あぁ、わかった…。」

「ゼウス…わしがもし消えても、ペンドラゴンは消えぬ…。わしの恨みと共に生きるじゃろう…。よからぬ事を考えるでないぞ…。」

死神が僕等をマントで包み、死神の家へと戻る。

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